2012/04/26

ウルグット パワースポット チョル・チノル


 ウルグットは世界の屋根と呼ばれるパミール高原のゼラフシャン山脈の麓にある小さな町です。サマルカンドから南東の方に40キロぐらい離れています。昔はソグディアナの一部だったが、シルク・ロードの一般のルートから遠く離れて、ここは仏教の修道院やキリスト教の寺院のあるところでした。
 現在はウルグットにサマルカンド州の最大のバザールがあって、様々な衣料品と食料品が売られています。毎日アジアバザールの活気あふれる雰囲気です。特に、結婚式用の伝統的な服装や伝統的な刺繍「スザニ」を買いたいならばここが一番お勧めです。

結婚式や特別なお祝いの時に着るコート「チャパン」のお店

女性の髪の毛につける飾り屋さん

刺繍のお店の一つ

 ウルグットから山の方に少し進むと、神秘的な雰囲気の「チョル・チノル」という聖なる林があります。ここには千年以上のプラタナスの木々の中で大昔から泉が湧いています。地元の人達が心癒しにここに来ています。日常を超えた心安らぐ場所です。   
 最大のプラタナスのホーローに昔の聖人が特別なお部屋をつくって、その中に長時間にわたって飲食など控えてお祈りをしながら熟考の時を過ごしていました。このような部屋はウズベク語とタジク語で「チッリャ・ホナ」と言います。
ここに19世紀のモスクがあり、また林の近くに9世紀頃のキリスト教の修道院の遺跡が発掘されました。


チョル・チノルの近くに山の方に村があって、その人々は牛や山羊などを養いながら生活しています。そのシンプルな人たちのあたたかい微笑みに私は心奪われました。





2012/04/19

ウズベキスタンにも春がきた。


ウズベク人が長く待ち望んだ春がようやく来ました。アンズの花が咲き始めました。その開花は桜より少しだけ早いです。タシケント人はもも、ざくろ、桜などの木をお家の中庭で植えていますが、杏の木は外にしています。そうしたら、4月が来るとタシケントの町全体は大きな花園のように美しくなってきます。杏が咲く時期は僅かに一週間ですが、人々はみんな大喜びですね。
 

ところで、タシケントの真ん中に「ミング・ウリック」という場所がありまます。「ミング・ウリック」は「千の杏」という意味です。王様の宮殿と紀元前2世紀頃のゾロアスター教の寺院の遺跡です。ここには大昔、火と太陽を尊ぶ人たちが住んでいました。今はオープンエアの博物館になっています。ここの発掘調査に結果によって、タシケントは2200年の町だと明らかになりました。タシケントの始まりはここですね。


ミング・ウリックの城壁のすぐそばにウズベク伝統料理のチャイハネがあります。大昔の雰囲気を味わいながらお茶一杯いかがでしょうか。